ビジネスの視点から国際関係を考える(After Fletcher School/フレッチャースクール Life in Boston)

ボストンのタフツ大学フレッチャースクールにて国際関係・安全保障を学び修士号を取得した社会人が、その学びを活かしてビジネスの視点から国際関係を考えていきます。

米国国際関係大学院(タフツ大学フレッチャースクール)で修士号を終えて

新年あけましておめでとうございます。私は社会人経験を経て、2016年7月~2018年5月の2年近く、ボストンのタフツ大学フレッチャースクールという大学院にて国際関係・安全保障を研究しました。

 

タフツ大学フレッチャースクールを卒業して、はや半年以上が経過しました。全く新しい仕事にも慣れてきて、折角のお正月の機会ですので、新たに日本に戻ってきてから、改めてアメリカ留学(国際関係・安全保障修士号)を振り返ってみたいと思います。

 

まずは、以前のブログのまとめとして、以下のように記載しました。

http://blog.livedoor.jp/bostoninter2/archives/31851078.html

<引用箇所>

フレッチャースクールへの留学で確立できた自分の関心分野である、「中国の国際開発の策略」や「安全保障」を日本への帰国後もしっかりと探求していこうと思います。また、6週間のサマースクールと、1年9ケ月のフレッチャースクールでゆっくりと築き上げた英語力を維持・向上する努力を続けていこうと思います。

 

さて、2年間の集中的な学習の効果は大きいものです。

  • まずはReading。何より英語文献を読むことに対する抵抗感が無くなりました。Kindleでダウンロードしてすぐに読もうという気になります。他方で、Speakingの能力は目に見えて無くなりました。これは日常的に英語を使用しない環境にいるためです。
  • 「安全保障」に関しては、現在の仕事がゴリゴリの安全保障系になったため、勉強しておいて仕事に役立っていますし、在学中はむしろ、政治経済学や国際開発に集中していましたが、もっと勉強しておけば良かったと後悔中です。
  • 「中国の国際開発の策略」に関しては、フィールドワークで、スリランカASEANミャンマー、タイ、ラオスがメイン)を回ったおかげで、現場感覚があり自信になっていますし、何ならアカデミアとして博士号も取得したいという想いが芽生えてきました。
  • そのため、現在、東南アジア(ASEAN)の基礎文献の読み込み、先行研究の把握の作業を始めたところです。これは、普段の仕事に忙殺されて、なかなか進みませんが、ライフワーク(趣味)として、ゆっくりと進めていきたいと思っています。

 

以上のように、留学で培ったものは、半年を経た今でもだいぶ自分の中に生きていることが多いと実感しています。また、少しずつ近況を報告していこうと思います。

See you in Tokyo.